アースファミリーは統合医療に基づいた食改善運動を推進する自然食品店を展開しています。オンラインショップからお求めいただけます。

健康コラム

「日本の長寿村・短命村」④―長寿村の食の秘密

 近藤正二先生が990カ町村を36年間かけて調査した包括的な結論の第一は、白米だけの大飯食いは短命、第二の結論は、畑を持たず魚ばかりを食べている村は短命でした。では、長寿村での食習慣は、どうなっていたのでしょうか。

 長寿者が沢山いる村の代表、島根県の隠岐の島では70歳ではなく、80歳以上の人が沢山おり(当時)、近藤先生が早速調査に。最初は、「大部分の老人は、遊んでいるんだろう。そのうち、寝たきりで家族のやっかいになっている人が多いんだろう」ぐらいの気持ちで行って驚きます。どの家を訪問しても、おばあさんしかいません。おじいさんは、雨模様だから、私一人で行くからと若い人も家に居させて、一人野良に出かけるのが習わしなのです。

 この村の人口は3800人(当時)。80歳以上の人が82人おり、先生は全ての家を訪問し、全員に会われます。病気で寝込んでいる人は、わずか3人。おじいさんに会うために、雨の中、山道を登って畑で立ち話。先生が尋ねます。「この島では何歳くらいまで畑仕事をしますか」。すると、おじいさんは、怪訝な顔をして「別にきまった年齢はありません。生きている間は元気に働きます」との返答。
 近藤先生は、北海道から沖縄まで沢山の島を調査された中で、三度、隠岐の島へわたり、この島が日本一健康で長寿の人が多い島であることを確信されます。

 長生き村の全国の共通していること。それは、大食いではなく、毎日魚を食べるか、あるいは魚の代わりに必ず大豆で作ったものを食べています。豆腐、納豆、新潟などで食べられる打ち豆などです。もう1つは、多量の野菜を食べているということです。野菜の食べ方が不足しているところは、絶対に長生き村はないと断言されています。果物は野菜の代わりをしないことも分かりました。果物を沢山食べるので、野菜は食べないみかんやりんごの産地では、野菜が不足している所は長生きしないということも報告されています。これは果物が悪いということではなく、野菜が必要ということです。りんごやみかんの産地では高い収入を得られるため、畑をやらないところが多く、現金収入があるので魚や肉を買って食べます。野菜不足になり、その結果、短命村となっていました。

 どんな野菜が良いのか。調査の結果、人参、かぼちゃ、イモ類をしっかり食べるところとそうでないところで、はっきりとしました。人参、かぼちゃ、イモ類を食べるところは長生きです。あとは海藻です。毎日、海藻を食べる村は脳卒中がないのに、海藻を食べる習慣のない村は脳卒中で短命でした。
 長寿の食のキーワードは、適度の魚(小魚がなお良い)・大豆・野菜(人参・かぼちゃ・イモ類)・海藻でした。毎日少しでも食べたいですね。

※参考「日本の長寿村・短命村」近藤正二著 サンロード出版

↑ PAGE TOP