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健康コラム

家族を守るこの1冊

 食の安全性が脅かされる昨今、この1冊はお勧めです。「食品選び・おとなの知恵 ちょっと高くても、コッチ!」(三五館)。著者は食品研究者の小薮浩二郎氏です。
 40年以上にわたって添加物の研究に携わってきた研究者として添加物がなぜ悪いのかを指摘しています。
 1つめは最も大きな問題として、人間での安全性が証明されていない点をあげています。「医薬品であれば、動物実験を経た後、人間を対象にして、その効力や副作用を確認するため臨床実験が行われます。添加物の多くも、医薬品と同じく化学物質ですが、動物(ラット)を対象とした毒性試験しか行なわれません。動物と人とでは、化学物質の作用の仕方が違います。動物実験で『安全』と証明されても、人間にとっての『安全性の確保』にはならないのです」と。
 2つめは、添加物の量の問題。既存添加物(天然添加物)には使用基準がありません。指定添加物(合成添加物)も約4割に使用基準がなく、食品メーカーは使いたい放題。
 3つめは、不純物の問題です。このことを指摘している人は、ほとんどいません。添加物を製造する過程でできる「ゴミ」と著者は呼んでいます。添加物を製造する複雑な過程で、何種類もの化学物質を混ぜて、高温・高圧などの工程を経てできた合成添加物はその過程で必然的に様々な「不純物」が生成されてしまいます。これも化学物質ですから、微量でも人体に影響がないとは言えないと述べています。「森永ヒ素ミルク事件」もこの不純物が原因でした。不純物についての安全性確認はメーカーまかせで、何も調べていないのが実態、国の定めた食品衛生法にも不純物を調べる規定がないと指摘しています。
 4つめは、中国産添加物の問題。原料の産地表示義務はあっても、添加物の原産地(国)表示は義務付けられていません。ソルビン酸やグルタミン酸などは、ほとんどが中国産や東南アジア産とのこと。コスト削減の為、日本の食品メーカーはこぞって中国産の添加物を使用している実態を教えてくれています。

 この本の素晴らしい点は、危険を指摘するだけではなく、添加物を使わなくても食品を作れること、そしてどこに行けば安全な食品を買い求めることができるのかを読者に教えてくれている点です。また、「オススメ食品」と「非オススメ食品」を実名入りで比較、なぜ良いのかを分かり易く解説してくれています。家族の命を守るために、一家に1冊、いかがですか!
小薮浩二郎先生、ありがとうございます。

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