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健康コラム

歯から見るヒトの食性

 地球上には植物、動物、昆虫、微生物、カビや細菌、ウイルスなど沢山の命が生きています。ヒトはその中の動物、そしてその中の哺乳類に属しています。同じ哺乳類でも、牛や羊は草を、ライオンやヒョウは野生動物を、コアラはユーカリの葉しか食べません。生き物にはその生き物の生理があり、最も適したものしか食べません。それが自然のルールです。
 では、ヒトは何を食べればいいのでしょうか。太古の昔から、ヒトは何でも食べてきたから、雑食でしょうとの考えもあると思います。歯の構造から、何を食べてきたのかを考えてみることもその1つです。ヒトの歯は、全部で32本。そのうち、穀類をすり潰すのに適した臼歯が20本、野菜や果物、海藻などを噛み切る門歯が8本、かたいものや肉や魚をひきさくのに適した犬歯は4本となっています。
ここから、ヒトの食性をさぐると、

  ・穀類      62.5%(20本/32本)
  ・野菜類     25% (8本/32本)
  ・かたい物や肉魚 12.5%(4/32本)

大雑把に6対2対1となります。
これは、戦前の日本人の食べていた食の割合に非常に近いと思われます。

 1970年代のアメリカ合衆国では心臓病を始め、生活習慣病で国民は苦しみ、医療費で国が潰れてしまう勢いでした。アメリカ上院に栄養特別委員会が設置され、マクバガン報告としてまとめられました。その結論の1つは、今、アメリカ国民を苦しめている病気は食事が原因であるということ。そして理想の食事はまさに戦前の日本食ということでした。ごはんにみそ汁、季節のお野菜に、お漬物、時に旬の小魚をいただく。これで6対2対1です。

 サバンナを闊歩するゾウやキリンやライオン、ケガをすることはあっても、糖尿病や胃潰瘍、虫歯はあるでしょうか。自然のルールに従って生きていくと、生活習慣病や自律神経失調症とは無縁でいられるのかもしれません。人間も本来の生理に合った食べ物を食べていればピンピンころり、健康寿命をまっとうできるのでしょう。しかし、人間には、ストレスがあります。食べ物の誘惑に弱いのも人間。筆者の家では、平日は結構6対2対1の粗食です。旬の粗食は最高です。春は竹の子ごはん、豆ごはん、蕨。たまには張りこんでいかなごの釘煮も作ってみます。でもいわゆる「ごちそう」も食べたい時があります。週末は何を食べてもOK。家族が好きなものをリクエストして団欒を楽しんむようにしています。食事は修行ではありません。笑顔での楽しい会話は心の栄養、大切ですよね。大人も子どもも。

※参考図書 「いまの食生活では早死にする」今村光一著 タツの本

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